ミッション

1.シンプルライフ Simple Life

今まで世界は自然を作り変えて便利にしようとし、環境破壊や格差を生んできました。そうではなく自分達の暮らしを環境に合わせて自然を残し、ありのままシンプルに生きることを考えませんか。もともと1万7千年前から1万5千年続いた縄文時代の人たちは自然と共存し、争いを求めず生きていました。ウイズコロナ・アフターコロナの時代に向け、人間本来の価値観に立ち返りませんか。地球を再生するために。
新型コロナウイルスの世界規模の蔓延も、環境衛生問題、医療やPPE(個人用防護具)の格差、情報・IT格差の問題が根底にあると言われ、次のテーマで取り組んでいます。

<テーマ1> 共生 Common Passion
“シンプルに生きる”=“シンプルライフ”という地球の資源と互いの健康を第一に考えるライフスタイルを呼びかけ、格差の是正を訴え、“共生=Common Passion”の大切さをアピールしていきます。私達に託された地球のバトンを次世代に引き継ぐため、自然に回帰する”シンプルライフ“の生き方を、共に隣人に伝えていきましょう!

2015年、アメリカのニュース専門テレビ局CNNは、「世界の人口の1%の富裕層がもつ資産の総額は残る99%の人口の資産を合わせた額と同程度になる」という推計を報道しています。また、ニューヨークマンハッタンにあるデザインに関する展示を行なっているクーパーヒューイット国立デザイン博物館出版の『Design for the Other 90%』では、「世界の総人口のうち90%が、私達の多くが当たり前のように思っているほとんどの製品やサービスにほとんど又は全くアクセスできてなく、実際、食糧、きれいな水、学校、病院などに定期的にアクセスできません。世界のデザイナー、建築家、指導者は90%の隣人のことを考えて行動しなければならない」と書いています。

例えば、私達が健康で衛生的生活を送るために水が不可欠であるのに、綺麗な水を利用できない人は世界に8億4400万人います。国連はこの問題を2030年迄に解決することを目指しています。地球で共に生きる“共生”の精神で、誰もが安心して暮らせるよう水や空気を綺麗にすること、マスクなどの人道支援活動もその一環です。

<テーマ2> 地球人 Earthians

私たちは、皆同じ地球に暮らす「Earthians」。アーシアンズとは、Earth=地球+ians=地球人。英語で”We’re Earthians”、フランス語で“Nous Sommes Le Monde(ヌ・ソム・ル・モンド)”「私たちは地球人です」。

もはや、これからの時代、○○人、△△人、□□人… というレッテルは意味のない時代。新型コロナの蔓延は国境を超えて人類共通の問題です。環境破壊も、北極の氷の溶解などの問題に国境はありません。

しかし、現実は、国によって格差の状況はかなり違います。日本は電気や水、家や食事は当たり前のようにあります。地球の裏側がどんな状況になっているか?ネット社会で瞬時に、世界各地からコロナの状況や様々なニュースが入ってきます。しかし、傍観者になるのでなく、どう参加していくか、取り組んでいくかが重要です。

元々私たちは地球の面積の15%以上あった森に生まれ、人類の歴史の90%は森に暮らし、そのDNAを受け継いできました。人は今でも森の中に入ると祖先を感じ、心が安らぎ癒されるのはそのためで、森は小さな宇宙であり、小さな地球です。しかし今や、森の面積は地球の面積の10%以下に減少。地球上の生物1億種の90%が生息する森の減少で1日100種が絶滅している現状があります。大量生産と搾取、消費、破棄は、私たちの故郷の森を壊し、自然破壊、格差を産み、生態系の激変の結果人類は大きな現実を突きつけられる事になりました。

(従来の主眼10点)
モノ・金・経済・競争・巨大化・進歩・利便性・合理性・利己主義・自己愛に軸足をおき、地球を開発という名で破壊し続けてきた「鉄の文明」

(今後の主眼10点)
心・理解・共生・自然・感謝・文化・芸術・美・作法・博愛を大切にし、未来に向けサステナブル(持続可能)な地球を維持していく「森の文明」

今こそ、物質的な満足、便利さ、自分や自国の幸せを追求するのでなく、温もりや美しさ、感動、何より共存して“地球人”として生きる事の方を大切にする生き方への転換点です。

「有限の地球に、無限の発展は無い」
「他人との比較の中に幸せは無い」
「消費・所有から、価値をシェアする生き方に」

2.ラブ&ピース Love & Peace 

50年前の1960年後半から70年代にかけ、ベトナム戦争反対や、自由と自治を求め世界中で学生運動が吹き荒れた当時、“ラブ&ピース”が合言葉で、音楽やファッション、長髪など皆が一人一人主張した時代でした。

1969年、初のロックミュージカル「ヘアー」がブロードウエイから日本に渡り、日本でも学生運動が蜂起し、戦争や差別へ反対と、既存の価値観と対極にある“オルタナティブ(もう一つ)”の生き方への共感、“ダイバーシティ(多様)”な価値の尊重を訴えました。

そして象徴的な伝説の出来事として、その年の夏、40万人もの若者たちがニューヨーク郊外のウッドストックの農場で、ゆったり、ゆっくり、音楽を楽しみ、平和で調和に満ちたユートピアを叫びました。ジミヘンドリクスのギター、ザフーの叫び、ジョーンバエズの歌声、CSN&Yのコーラスは、レコードと映画になり、瞬く間に世界に広がり、ムーブメントのウェーブが地球を包んだのです。日本にもそのウェーブが押し寄せ、新宿の地下街や野外で、平和を叫ぶ歌声が響きました。

歴史を見ると、弱者の強者に対する“ルサンチマン(不満)”が古今東西、革命や戦争を産む種になり、それに対し文化芸術を勃興させています。現代社会にはびこるルサンチマンをどう解消していけるか、文化芸術の役割は大きいと考えます。幸福の定義は人それぞれ違いますが、音楽やアートに触れることで、不満や怒り、悲しみも癒され、希望に変わります。隣人を幸せにすることが、大きく見れば世界をよくすることに繋がり、“愛と平和”で幸福を届ける=“Delivering Happiness” To The World!

<テーマ3> 愛と平和 Love & Peace

60年代の“ラブ&ピース”のウェーブの最中、ジョンレノンは東洋の価値観を持つ前衛芸術家のオノヨーコさんと1966年11月ロンドンでの彼女の個展で運命的に出会い、『YES』の3文字に意気投合し、音楽、映像、アートなど様々な共同作業を行い、世界の指導者に平和の賞であるドングリの実を送るなど、人類不滅のテーマである“愛&平和”を訴えました。そして出会いから2年4か月後ジョンとヨーコは結婚。ハネムーン先のアムステルダムとモントリオールのベッドの上からパジャマ姿で♪『平和を我らに!』と世界中から集まった記者とカメラマンに拳を上げました。ジョンとヨーコを筆頭とする世界中の若者、アーティストの平和的な手段での叫びが、ベトナム戦争や学生弾圧をやめさせるパワーとなったのです。

あれから50年、どうでしょう?

まだ世界各地では対立や内戦がやみません。そしてそれ以上に今、コロナという細菌が人類77億人全員に襲いかかっています。この危機的状況に対し、今こそ、1960年代のあの世界を巻き込んだムーブメント、 “ラブ&ピース(愛と平和)”の風を、あの時代の音楽、アート、ファッションを通し吹かせましょう!

<テーマ4> 愛の周波数とミュージカラーセラピー A444Hz & Musicolor Therapy

もともと自然界の周波数の中で人は生きてきました。しかし第二次大戦当時ナチスドイツによって意図的に悪魔の周波数と言われるA(ラ)=440ヘルツに変えられそのまま国際標準になっています。それに気づいたジョンレノンはビートルズ時代、A=444ヘルツを基準にした音階のC(ド)=528ヘルツで作られた♪『トゥモローネバーノウズ』や♪『レボリューション#9』で実験を試み、そのことを世界に伝えようとしていました。最近になってA=444ヘルツは細胞を修復する働きがあることが分かり、コロナウイルスなど特効薬のない様々な病や症状へのオルタナティブ療法として、私たちはジョンレノンが願ったA=444ヘルツの「愛の周波数」を、ロサンゼルスの音楽家喜多嶋修の提唱する音と色彩の周波数の組み合わせによる「ミュージカラー・セラピー」とともに一人ひとりに届ける活動を展開していきます。

国連のアントニオ・グテレス事務総長は2020年7月18日、南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃に尽力したネルソン・マンデラ元大統領(1918-2013)の生誕記念日に合わせこう述べました。

「新型コロナウイルスは私たちが築いてきた社会の脆弱な骨が折れたことを明らかにするX線に例えられます・・・」 コロナの惨禍も人類が変わるための大きな試練と機会を天が与えていると受け止めなければいけないのかもしれません。「愛の周波数」と「ミュージカラー」で、格差や差別のパンデミックとの闘いに物心両面から支援活動を展開していきます。